WaterDreamCore目撃情報

広告 目撃情報

OBS-017:水没アトリウム型ホテル構造

※当サイトはアフィリエイトを利用しています

記録番号: OBS-017
目撃者: 被験者M.K.(仮名)
収集方法: 聴取による証言

LIM-017:水没アトリウム型ホテル構造
LIM-017:水没アトリウム型ホテル構造

記録番号:LIM-017 記録日時:2013年4月19日(午後3時頃) 調査担当:境界現象研究班 第二小隊   観測記録 水の中に、ホテルがあった。 少なくとも五層以上の吹き抜け構造だった。 ...

続きを見る

証言内容(抜粋)

気づいたとき、水の中にいました。でも、溺れていなかった。呼吸ができていたんです。それが最初に思ったことでした。おかしい、でも息ができている、って。

周りを見たら、ホテルでした。大きな吹き抜けのロビーで、上を見ると何層もフロアが重なっていました。白い壁で、各階にバルコニーと手すりがあって、窓にはカーテンがかかっていました。どこかで見たことあるような、普通のホテルの構造でした。ただ、全部が水の中にありました。

カーテンが揺れていました。水流があるわけでもないのに、それぞれの部屋で違うタイミングで動いていました。左の壁沿いに泡が上がっていました。細かい泡がずっと、絶えず上に向かっていました。音はしませんでした。泡が動いているのに、何も聞こえませんでした。

明かりが点いている部屋がありました。カーテンの隙間から、オレンジっぽい光が漏れていました。誰かいるのかと思って、その階に近づこうとしました。でも近づいても、距離が縮まらない感じがして、途中でやめました。

下の方に植物がありました。大きな葉の木が、水の中で普通に生きていました。その近くに人影のようなものが見えた気がしました。でも目を凝らしたら、植物の影でした。たぶん。

一番気になったのは、泡でした。ずっと同じ場所から上がり続けていて、壁に亀裂があるわけでもなかった。この建物が、呼吸しているみたいだと思いました。

どのくらいそこにいたのかわかりません。怖くはなかったんです。静かで、光がきれいで、むしろ落ち着いていました。それが今思うと、一番おかしかった気がします。水の中のホテルにいるのに、落ち着いてしまっていた。

気づいたら、元の場所に戻っていました。濡れていませんでした。息も普通にできていました。でも、しばらく息が浅い感じが続きました。水の中で呼吸していた感覚が、抜けなくて。

今でも、ホテルに泊まると思い出すんです。チェックインするとき、ふと、このホテルも水の底にあるんじゃないかって。カーテンが揺れるのを見るたびに、あの泡が思い出されて。

チェックアウトは、ちゃんとできたんでしょうか。今もそれだけが、気になっています。

備考 被験者M.K.は証言後、しばらく無言でいた。最後に「あの明かりの部屋、誰がいたんですかね」とだけ言い、それ以上は話さなかった。

-目撃情報