今日は少し番外編。いつもは水の空間やリミナルスペースの作品をお届けしているこのブログですが、
今回は9/5に観てきた映画『バックルームズ』の感想を語らせてください。
※ネタバレが多少含まれます。まだ観ていない方は、ここで引き返すことをおすすめいたします。
※よく「美味しかった」という表現が出てきますが、これは久我のモノや人に対しての、綺麗や美しい、自分好みが詰まっている、最高、好きすぎるなどの意味が込められており、最上級の言葉となります。
きました..... pic.twitter.com/UDLUpiQV65
— 久我 (@WaterDreamCore2) September 5, 2026
レイトショーで、字幕版を

レイトショーの映画館って、いいですよね.....
9月5日、Backroomsの字幕版をレイトショーで観てきました( ˶ ̇ ̵ ̇˶ )
劇場に着いてまず嬉しかったのが、小冊子を無事ゲットできたこともそうなのですが、
どこに居たんですか?!と思うくらいの方々がバックルームズを観に来ていたことです。
正直に言うと、私はホラーがかなり苦手です。それでもあの「空間」を味わいたくて、観に行きました。
今回、1人で行こうと思っていたのですが、パートナーがついてきてくれました。リミナルスペースな場所に出会うと写真を撮りはじめたり、熱く語ってしまう私を受け入れてくれるとても心の広い人です。アリガタイ。映画好きのパートナーも面白かったと言ってくれておりました。
脚が筋肉痛になった話
観ている間、音の感じで「あ、ここで何か来そうだな……」と察知するたびに、
無意識に脚に力を入れてしまっていたようで、次の日には脚の付け根が筋肉痛になっていました。
私は映画やドラマを観るとき、音楽や効果音から「今は良い状況なのか、悪い状況なのか」を
無意識に感じ取ってしまう癖があります。
たぶんこれ、みんな同じなのではないでしょうか……なんなんでしょうね、これ。
ニヤニヤが止まらなかった、幸せな空間

入場プレゼントの小冊子
私にとってこの映画は、リミナルスペースを存分に浴びれる、幸せな空間そのものでした。
上映中、終始ニヤニヤしていたと思います。
私はサイコパスなのか?と錯覚するくらいのニヤニヤ。
いい意味でがっつりとホラーを感じずに楽しんで観ていました。
これがバックルームズだもんな、と。
そして、内容を一言でまとめるなら——人生、でした。
水要素は「逃げる場面」に
水のある空間を見る事ができたのがと~っても!(最後まで言って)
クラークが「プールもある!」と言った所で、内心「え”!本当ですか!!そこ行きますか?!」となっていました。
でもあの水要素のある空間は、逃げるシーンで現れたのでゆっくり鑑賞できず...(これは映画です、それでいいんです)
とはいえ、そこも含めて本当に美味しい時間でした。最高。
ジャンプスケアはマイルド、でも音でしっかり来る
いわゆるジャンプスケア(突然驚かせるような演出)はそこまで多くなく、
マイルドな印象だったので、ホラー耐性の低い私でも大丈夫でしたദ°、。 ა
でもやっぱり音がね!ちょっとドキドキドキドキ~・・ッ!くらい。
グロさに関しては、視覚よりも「音」の印象が強かったです。
ASMRが好きな方なら、聞いたことのあるような音が聞こえてくるはず。(例えが合っているか分からないですが)
その瞬間は画面がよく見えないような演出になっていましたが、血は普通に出ます。
そのあたりのバランス感覚も、なかなか巧妙だったなと思います。(誰)
賛否両論=「犬を知らない人に、その犬を・・・」
賛否両論あるような印象ですが、
観終えて一番印象に残ったのは、劇中で主人公が言っていた「犬を知らない人に、その犬を描かせても……」という台詞でした。
これ、まさにそれだなと。
バックルームズという題材は、それぞれの人が何を期待していたかによって、
感じ方が大きく変わるものなんだと思います。
面白いのは、その通りに現実がなっていること。
バックルームズには「本家」というものが存在しない分、ネット上には本当にたくさんの情報や解釈が溢れています。
どの情報に触れてきたかによって、解釈の違いが生まれているのかもしれません。
バックルームズに「正解」はなくて、今回観たこの映画は、あくまで「ケイン・パーソンズ氏が見せてくれるバックルームズ」を覗かせてもらっている、という感覚に近かったです。
A24らしい美しさ
そして、A24作品ということもあってか、とにかく映像がとても美しかったです……。
外からのアングルで、ショッピングカートがぽつんと一台だけ置かれているカット。
偽物みたいな空の下に、同じ家がずらりと並んでいる光景。家が、永遠に続いているような景色。
床を抜けてカメラが下へと降りていくにつれて死んでいくような空間。
そういう一つひとつの画が、もう全部美味しかったです。
ホラーが苦手な私でも、リミナルスペース好きとしては大満足の一本でした。
もしバックルームズという概念や、あの独特の「懐かしいのに知らない」空間の感覚が好きな方は、ぜひ劇場で体験してみてほしいです。
リミナルスペースが好きな方には是非見て欲しいなと思います。
それでは、また次の記事で。
最後に流れる映像はyoutube(上記の動画)でも観れますが、映画館では字幕があるので一度は映画館でぜひ゜*。(ㅎ.ㅎ)。*゜